K/H システム 公開講座 - スピーキング特化コース
前提が異なる相手と対等に渡り合える英語コミュニケーション力の養成
効果的な 質疑応答、反論、Push Back、状況把握ができる力の養成ー
▮ K/H Advanced - スピーキング特化コース*
秋季のみ開講 (*旧:中級スピーキングコース)
意思を明確に伝え、効果的な質疑応答(Push back / 反論 まで)ができる 実戦的なスピーキング力を強化
「言いたいことは何とか伝えられるが、論理立てて説明できず、相手の理解にすがった話し方になっている」
「プレゼンは準備すればOKだが、質疑応答になると全然対応できない」
「日常会話ならそれなりにやりとりができるが、ディスカッションになると途端に黙ってしまい、上手く切り返せなくなってしまう」
▌概要
グローバルな場で仕事力を発揮するために、前提が異なる相手と対等に渡り合える英語コミュニケーション力の養成を目指します。
・相手に納得して動いてもらう上で重要な「戦略的なサポート情報の組み合わせ方」のコツや、話の展開を明快にする「旗印表現のバリエーション」を、豊富で質の高いサンプル英文に触れる中で学びます。単にダラダラと説明をするのではなく、複数のサポート情報を戦略的に組み合わせて説得する切り口(理由/定義/具体例/利点/重要性など)が学べます。
・「Push back/切り返しのテンプレート」、効果的な「質問の切り口と表現」を、建設的な議論のための視点として学びます。相手の心理・懸念どころをクリアに整理した上で、論点を絞って建設的に議論を進めていくための Push backのテンプレートを学びます。狙った形で情報を引き出すための、効果的な質問アプローチの技を学び、ディスカッションを深めていきます(Probing/Challenging/Collaborative Qs)。
・総合練習として、自分の意見を説得する+建設的な質問と反論で案を改善していきます。 <報告/提案>などの仕事で必須のテンプレートを使った実践練習から、ショートプレゼンやディスカッションへと、段階的に総合的な練習へと積み上げていきます。実戦練習は、単に話し合うことを超えて、学んだ内容を織り込んだ準備→練習→模擬実戦→フィードバック→発表 と、確実にクオリティアップしながら、クラスで学んだコツを感覚に入れていきます。
▌対象
<ビジコミ強化コアコース>既受講者、またはTOEIC 800点以上あると、3日間を通して学習内容を活用し、効果を実感しやすくなります。
✓ 海外のカウンターパートとかみあう議論をしたい方
✓ グローバルなチームを率いる立場で、チームメンバーから意見を引き出したい方
✓ 単に日常的な英語を話すことを超えて、自分の意見や立場を相手が聞いてくれるためのポイントを学びたい方
* <ビジコミ強化コアコース>で学んだことを土台として実戦的にトレーニングするコースですが、TOEIC800点以上の方はこのコースからの参加も可能。
▌使用教材
「上級ロジカルスピーキング資料集」 / 「ロジックパターンドリル」/「職場の効果的なテンプレート・スピーキング」
「話の組み立て」「旗印表現」「戦略的なサポートの組み合わせ方」などを豊富なサンプル英文を通じて学ぶ教材(ロジックパターンドリル だけで約90サンプルあり)。全てビジネスでよくある場面のサンプルで、英文ごと身につけることで質の高いインプットが可能。
▌AGENDA
<UNIT 1> 基本のロジック・パターン と テンプレート・スピーキング 実践練習<報告>
- ロジックパターン「基本形」と「反論のかたち」レビュー
- 複数のサポート情報を戦略的に組み合わせて説得する視点
- 理由 / 定義 / 具体例 / データ / 利点 / 重要性 / 対比 など
- テンプレート・スピーキング 練習 <報告>: <報告>の落とし穴とポイント解説
- 建設的な議論のための3タイプの「質問」: Probing Qs / Challenging Qs / Collaborative Qs
<UNIT 2> テンプレート・スピーキング 実践練習<提案> と 説得力を上げるための視点
- 説得力を上げるためのサポート情報のクオリティーアップ
- 誤解の内容を○×でclarifyする / 共通点と違いの明確化 / 利点・デメリットを入れる
- テンプレート・スピーキング 練習 <提案>: <提案>の落とし穴とポイント解説
- 「反論のかたち」とキー表現、反論の切り口
- 違う「切り口」から反論 / 違う「レベル」から反論
<UNIT 3> 総合実戦練習: 自分の意見を説得する+建設的な質問と反論で案を改善する
- 実践 「反論のかたち」に慣れる練習
- 総合練習 ミニディスカッション練習
- 自分の案の提示 / 効果的な質問 / 建設的な反論
▮ 受講者の声
「なんとなく漠然と感じていたこと、意識しないといけないと思っていたこと(ex.結論を先にいう)は今までも自分の中にあったのですが、特に強い意志をもって自分の英語に反映することは今までありませんでした。
今回、漠然と感じていたことが一気に具体的になり、またやり方や背景も学ぶことができたため、まさに「明日から」使える知識とモチベーションを得ることができたと感じています。
また、異業種の方と共にレッスンを受けることが非常に自分の中でいい刺激となり、またモチベーション向上にもつながりました。ローカルとの会話の中で、実際に今回のレッスンで出た表現を彼らが使っていることに気づいたときのインパクトは自分の中で非常に大きかったです。今回のレッスンのような「ベース」をちゃんと理解していればローカルとの会話の中にも学びのタネがあるんだということを気づきました。
正直、なんとなく会話が通じてしまうためローカルの仲間との会話の中で構造や意図的な使いまわしなど気にしていませんでしたが、明日から意識してリスニング・スピーキングしたいです。「結論から先に言う」「主語をweで話す」等は何となく知っていました。さらに言うと何となくできている気でいました。しかし今回のレッスンを受け、本当に「なんとなく」できている気になっているだけだと気づき、ちゃんと目的に合った使いまわし、構造、サポート、パワーワード等を「考えて」使うことの大切さを学びました。レッスン未受領のままだと「なんとなく」がずっと続いてたと思います。
当たり前とされていることことから難しいテクニックまで広くしっかりと教えて頂けたのは本当に良かったと思います。ありがとうございました。」(TOEIC 905・駐在員)
「よく使われるフレーズを整理された形で学び直すことができ、多くの気づきがあった。ローカルとのフィードバックの仕方についても、厳しく正しく言える考え方を理解することができた。頭の整理をする上で、理解ができる、そして日ごろ疑問に感じていたところがクリアになった。現場の反応が変わってきたのはうれしい。厳しいことでも正しくフィードバックできるように、そして議論ができるようにしていきたい。いつも楽しく参加しています。学んだことを1つでも多く現場で使えるように、フレーズの体得を進めていきます。」(TOEIC 660・駐在員)
「ロジカルな話の流れを英語でする前に、それを「どう整理すればいいか」「どの順番で話せばいいのか」が明確になりました。また、物事をどう思考すればいいか、多角的・多面的にとらえられるようになるにはどうすればいいのかがよくわかりました。自分の英語力が足りないので(難しいと)感じただけで、このレベルのプログラムに参加できてよかったです!どういう道筋で英語力を伸ばしていけばいいのか、これからの英語学習の光が見えてきたからです。一つずつレベルアップしてきて今があるので、これから毎日また一つずつレベルアップして、来年度上級スピーキングに挑戦します。よろしくお願いします。」(TOEIC 920)
「すぐに改善につなげられる具体的方法と、それがなぜ良いかの理由を同時に知ることができる。前者は、メインパート、サポートのボックスストラクチャー&旗印表現、後者は日本人特有の課題とその理由など。セッションの中で出てきた表現を使って即興でスピーチを考えるのはうまくできなかった。自分の英語力のボキャブラリーがまだ足りないことが自覚できた。このプログラムを受ける前とあとで、英語を喋るハードルが下がった。習った方法を用いて、自分の言いたいことを英語で表現する練習を重ねたいと思っている。」(TOEIC 830)
「具体的な例文で、結論-サポートを体感できた。覚えて使うべき旗印の表現を多く学ぶことができた。最終日にメンバーと行ったDiscussionが楽しかった。自分の足らない部分や課題に気づくことができた。高い英語力の講師、参加者の皆さんから、おおいに刺激をもらいました。スピーキングに関しては、英語力はもちろんですが、結論からサポート、そのサポートの仕方にもいろいろあること、その時の旗印となる英語表現を自由に使えるのを目標にしたいと思います。DiscussionやDebateを中高校生に指導する立場ではありますが、今日の内容ほど難しいものではなくても、そのロジックをクリアに伝えるのに苦労しています。いろいろな手段がありますので、模索しながら、今日の学びをベースに自分自身の学びも進めていきます。具体的な方法や表現集をありがとうございました。」(TOEIC 890)